これだけの量の翻訳をしてくれた方たちには頭の下がる思い。本当にありがとうございます。
でもですね、細かいってのもわかってはいるけど、WooCommerceの翻訳はちょっと意図しない部分があったりする。
今回の記事は、カート(お買い物かご)と決済画面にあるこの単語。

配送

Shipping

画面を見てもらったほうが早いので、こちら

WooCommerceの翻訳「配送」

カート(お買い物かご)と決済画面に出てくる、商品代や送料を計算して表示してくれるこの画面。
この「配送」というのがどうにも気になってしまう。

翻訳前にここにいる単語は「Shipping
英和辞典で調べると、概ね「出荷、発送、配送、(配)送料」などが出てくる。
配送でも間違っていない。間違っていないけど、送料を示す場所に「配送」は、ちょっと誤訳っぽい感じがしてしまう。

細かいのはわかってる。わかってるけど、馴染みのある「送料」にしたい。
他所でも、この「Shipping」を使った場所はたくさんあって、「配送先住所」とか、「配送料金」とかあって、たしかに「送料」という言葉がベスト!というわけでもないので、上の画像の場所をとりあえず変えたかった。

以前の記事に翻訳を上書きする情報を書いたけど、じつはこのテーブルの中身は、そこで翻訳ができない。

となると、どこで翻訳をしなおすのか?
「WooCommerce カート 計算 配送 翻訳」みたいな日本語で検索しても、的を得た記事がなかなか見つからない(3ページ目で早々に離脱)。
WooCommerceはそういうことが多いので、簡単な英語で検索「Shipping text WooCommerce cart」…

すると一番上に出てきた記事がこれ。

Changing the ‘Shipping’ text in WooCommerce cart and checkout pages
訳:WooCommerceのカートとチェックアウトで「配送」のテキストを変更する

ドンピシャな情報だった。
このサイトでの回答を見てもらえばわかるけど、これをfunctions.phpに入れるようだ。

add_filter( 'woocommerce_shipping_package_name', 'custom_shipping_package_name' );
  function custom_shipping_package_name( $name ) {
  return 'Your Text';
}

ここで気をつけるのが、たった1つの情報を鵜呑みにしないこと。
多少の理解をするためにも、このコードがどういうことをしているのか?何でそうなるのか?はつねに意識しておいたほうが良いと思う。
念のため、wordpress.orgのフォーラムを調べたら、質問しているイタリアに住む、メキシコ系ドイツ人女性がいた。
※先に公式フォーラムで調べたほうがいいかもw

当然、WordPressを常用している人なら理解できると思うけど、このコードにはフィルターフックが書いてある。

woocommerce_shipping_package_name

ということで、サイトにあったコードをそのままコピペしてもいいけど、このコードがベターなのかをフック名で検索して、ほかの情報にも触れておいたほうが安心。
ちなみに検索しても、日本語の記事などは皆無だった。

このブログは、WordPress+WooCommerce+Snow Monkeyの組み合わせでつくるECサイトの備忘録なので、今回のコードはカスタマイズ用に使用している「Snow Monkey」用のカスタマイズ用プラグインのmy-snow-monkey.phpに記述した。

add_filter(
  'woocommerce_shipping_package_name',
  function () {
  return '送料';
  }
);

で、こちら

「配送」から「送料」に変更することができた。
うん。これでわかりやすくなった。(ちょっと自己満足)

ということで、「配送」をどうしても「送料」にしたかったという話しでした。
では今日はこのへんで。

この記事を書いた人

GONSY

印刷会社のグラフィックデザイナーだった1998年に「会社案内」のHTML化をきっかけにWebの世界へ。
WordPressはMEから使っているけどプログラムスキルは一向に上がらない。WooCommerceは2018年から。忘れっぽくなってきたので、試したこと、実装方法を記録するためにブログをスタート。
最近、WordPress、WooCommerce、Snow Monkeyがおもしろいと感じるおじさん。